はじめに
ようこそ!エフェクター及び音楽関連の製作工房 Takachan LTD. へ このページを見ているということは多少なりとも自作エフェクターに興味を示して頂きありがとうございます。 まずなぜエフェクター(ギター用、ベース用)やアンプを自作するのか。について 1.非常に安い価格で市販品と同じものが出来る 実際にインターネットサイトに紹介してある回路図は市販の製品の回路図で同じ性能の物が 市販の1/2から1/5位の金額で手に入る。 特にビンテージでしかも名器と言われるエフェクターは凄い価格で取り引きされています。 2.好みの音にカスタマイズ出来る 抵抗やコンデンサの値を替える事で音が変わります。 ですので市販と同じ物を作って適当に替えてみて自分の欲しい音に出会えるかもしれませんし 世界にひとつのエフェクターになります。 3.作る楽しみから電気の勉強まで 自分で回路を組みますので敷居が高いと思われるかもしれませんが 実際やってみると案外簡単に出来ます。 そして数多く作っていくうちに自然と直流の弱電の知識が身につきます。 ただし闇雲に作るのではなく回路とタイマンで真剣に向き合ってください。 又、作っている貴方が少し知的に見えますよ。 4.市販エフェクターを超える 市販のエフェクターは大量生産で各部品も安価です。 こだわった部品を使えば市販よりクリアで抜けの良い素晴らしいエフェクターが出来ます。 さらにトゥルーバイパス回路と言った市販(特にB○SS社)では行われていない エフェクターオフ時の劣化を最小に抑える回路も組めます。 貴方の根気と行動力で自作エフェクターはメリットばかりです。がんばってください! |
予備知識
しかし何事もある程度の知識が必要ですので簡単なテストをしてみます。 まず図1の回路を見ていただきたい。 乾電池と豆電球であるがこれに線を2本足して光らせる事が出来るでしょうか? 図1にマウスを近づけると答えが出ます。 すげー簡単でしょ!そうです、この豆電球が光る構造の延長線上にエフェクターはあるのです。 てっきり「オームの法則」や「フレミングの左手の法則」や「クーロンの法則」が必要と思ったでしょう? 実際知っておいた方がいいし、使わないわけではないのですが簡単なエフェクター作りには知らなくても出来てしまうのが現実です。 では、次の「回路図の読み方」へどうぞ |
図1:乾電池と豆電球 |
図2:回路図記号
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部品名称
では製作にあたり回路図をインターネットで入手し必要な材料を発注しなければならないが インターネットサイトで作りたいエフェクターを見つけたとしても回路図や記号が読めないのであれば どうすることも出来ないので下記に説明します。 1.部品 抵抗 記号は主に「R」レジスタンスのRです。単位は「Ω(オーム)」 抵抗はその名の通り電流を通りにくくする効果がありボリュームにも使われます。 種類はたくさんありますがエフェクターに使うのは「炭素皮膜抵抗」「金属皮膜抵抗」あたりです。 上記の違いは抵抗値のばらつき等が異なります(私は安い一つ¥5円位の炭素皮膜を使います) 1KΩは1000Ω、2K2や2.2Kは2200Ω、「K」はキロ(10の3乗)、1MΩは1000000Ω、「M」はメガ(10の6乗) コンデンサ 記号は「C」キャパシターのC。単位は「F(ファラッド)」 コンデンサは電気を貯めたり、ギターのトーン回路のように音を成分をコントロールしたりします。 種類は電解コンデンサやフィルムコンデンサ、オイル、タンタル、マイカ等があり厳密に言えば音に違いが出ますが同じ容量(F)であれば音は出ます。 尚、+(プラス)-(マイナス)の極性があったり、抵抗のように無いものもありますので買う時は注意しましょう。 1μFは1μFは100万分の1ファラッド 電池又はバッテリースナップ 電池は9Vの四角い奴が一般的です、又ACアダプターの入力ジャックを付ける場合もあります。 バッテリースナップとは電池と電線をつなぐ為の部品です。安い奴は¥20位 ダイオード ダイオードとは電気の流れを一方通行にします。ですので方向性があります。矢印の方向に流れるように取り付けます。 又発光ダイオード(LED)もダイオードの一種で一方通行回路のうえ光ります。 アース(接地) 電池のマイナス端子と同じ意味で、プラスから出た電気をマイナスに繋がないと成立しません。 回路上にたくさんアース記号がありますが全て一つにまとめて電池のマイナスに繋げます。 又エフェクターのケースもアースに落とす必要があります。 可変抵抗 つまみを回す事でエフェクターの効きを替えたり、ボリュームになったりします。中身は抵抗が入っていて つまみが抵抗の上をスライドし抵抗値が変わります。Aカーブ、Bカーブ(C、Dもあり)と種類がありますので 回路図の指示に従って購入してください。ボリューム関係は主にAカーブを使用します。価格は¥100〜500円程度 電池記号のプラス 記号でVCCと書かれていて複雑な回路図ではいちいち電池のプラスから線を引いて書きません 要するに電池のプラスから来た線と思ってください。 スイッチ 主にフットスイッチで私は最低6端子あるものを使います。トゥルーバイパスでONの時ランプが光るようにしたい場合は9端子を使います。 値段はこれが結構高く¥500〜1000円程度します。 トランジスタ 買うときは型番で探します。トランジスタの説明は私がよく分かっていないのといい加減な事は言えないので割愛します。 端子は3つでそれぞれB:ベース、E:エミッタ、C:コレクタです。トランジスタによって配列が違いますので よく調べて使いましょう。値段は数百円です。 接続する、接続しない 一般的に黒丸で接続だと判断できますが回路図上で線がクロスしても必ずしも繋ぐとは限りません。見極めと経験が必要です。 入出力ジャック ギターやベースの信号はモノラルですがエフェクターの場合入力にはステレオジャックを使います。 これはプラグが刺さっていない状態では電源が入らないような工夫です。出力にはモノラルを使います。価格は¥2〜300円です。 その他 基盤:その名のとおり部品を乗せる(実装する)板です。ユニバーサル基盤を使いましょう。材質はガラエポ(ガラスエポキシ積層板)やベークライトがあります。 安いベークや紙フェノール等があります。 IC:難しい回路の集合体です。四角で色が黒く足が8本や14,16本あります。これを取り付けるためのソケットもあります。 ケース:アルミ製がノイズが少なくお勧めですが私は100均のスチールを使ってます。 ハンダ:こだわるか一般電子部品用を使うかはお任せします。私は後者です。人によっては違いがあると言われますが良く分かりません。 線材:上記に同じ、ただしあまりに頼りない線を使うのはお勧めしません。サイズは24AWG程度で良いと思います。 簡単すぎる説明に戸惑わないで下さい、今後は写真や詳しい説明、リンク等を追加します。 では、下の「工具」へどうぞ |
工具
本当は工事中なんてやりたくなかったのですが申し訳ありません。しばしお待ちを。 |