第13回 「べリンガーBDI21 その2」

はい、前回※12話に引き続きベリンガーBDI21について考えてみよう。
前回ベースの音は確かにチューブアンプで鳴らしたような音が出ると分かったが
ギターでしかもクランチサウンドだと急に安っぽくなるのでギターには向いていないと
書いたが、歪み0のクリーンで弾くとどうなのか?と言う事で検証してみる。

百聞は一聴にしかず。という訳で早速聴いてください。
曲はクリーンサウンドで考えた結果GUNS'N'ROSESのバラードナンバー「Don’t Cry」風のイントロ

まずはギターを直接PCに差し、音を一切加工していない奴
このこの音を聴くにはWindows Media Playerが必要です。 聴けない人はこちら
ショボイ音だ。昔アンプを持ってなかった頃、コンポのマイク端子にギターを突っ込んで弾いた時と同じ音がする。


では次にVOXアンプ AD30VTで録ったDon’t Cry風
このこの音を聴くにはWindows Media Playerが必要です。 聴けない人はこちら
まぁまぁかな?広がりがないと言うか平面的な感じがする。VOXと言う冠を付けている割に対した事ない。


では最後にBDI21で録ったDon’t Cry風ロングバージョン
このこの音を聴くにはWindows Media Playerが必要です。 聴けない人はこちら
結構イイ!!これは上のVOXよりはるかに艶やかでふくよかな音がする。
もちろんこの音はBDIのみでコンプなんか使っていないし、録音後に加工もしていない。

まとめ
ベリンガー恐るべし!4000円以下って所も驚きだったがまさかVOXが負けるなんて思ってもみなかった。
前回のようにBDIの音は中の下位で、最後にVOXの音を聴いてやはりイギリスの名門アンプには勝てないなぁ。
なんてシナリオだったが裏切られてしまった。それと同時にVOXが不甲斐無いぞ
これを聴いてVOXの方が好きと思う人も居るかもしれないし好みの問題だろうけど、俺は何度聴いてもBDIの方が
豊かで温かく心地いいサウンドだと思う。みんなはどう思うのかな?掲示板にでも書いてくれ。
こうなったらベリンガーのエフェクターもう一個くらい買ってみようかな。
とにかく4000円以下でエフェクターが手に入るんなら自作する意味を「安さ5割、サウンド4割、作る楽しさ1割」と
定義している俺は自作意欲が湧いてこない。完全に萎え萎えだ。ダイナコンプまだ作りかけなんだけどなぁ。
ハァ・・・メンドクセ

ちなみに前回「軽い歪み:クランチ」でイマイチだったから今回は「クリーン」を試したが、ギターサウンドにはもう一つ
完全に歪ませた「ドライブ」がある。このBDIにもドライブというつまみがありギターアンプで言うところのゲインに相当する。
だから歪み回路もいいんじゃないか?と言う事で録ってみた

ドライブフルのBDI+BOSS オーバードライブOD2で録った音
このこの音を聴くにはWindows Media Playerが必要です。 聴けない人はこちら

お!なかなかよくね?曲は引き続きガンズからのMR.BROWNSTONE風なんだけどいい感じに歪んでるんじゃね
前回クランチサウンドはどうやっても気持ちよく「ジャッキーン」って音にならなかったから歪みは駄目なんて書いたけど
これなら結構使える音だよ。まぁ最後はこれを聴いてくれた人の判断に任せます。
みんなどう思ってるんだろう?俺の耳が音痴なのかもしれんけど4000円の音じゃないよね。