第10回 「ピッキングの練習」

いきなりピッキングと書くと犯罪臭がしますが錠シリンダー部分を操作して解錠する手口の事ではありません。

やっと教則本を買いました。いろいろ悩みましたが初心者用の入門書です。
と言う訳でZEPの天国への階段は次回へ持ち越し!
この本を買う時、店員さんは「この人20代後半なのに入門書買ってる、今頃ギターに目覚めたんだ、ご苦労様」
思われてるだろう。とか勝手に想像してしまいました。
だから買う時は「俺は人に教える為に教科書代わりに使うんだ」と言う顔をしてレジに並びましたが、
結局店員さんは普段の業務を淡々とこなす。と言った感じでした。

早速ですが今回はピッキングについて考えてみます。
ギターではピックを使う場合と指で弾くスタイルがありますが今回はピックを使う場合の話

1.持ち方
私の持ち方は極一般的な持ち方で人差し指の側面と親指の腹で持ちます。
中指以降は開いていたり閉じていたり自分の気分や曲の雰囲気で変わります。
これはやり易い方法で構いません。
又、たしかスティーブ・モーズだったと思いますが開いた指をギター本体に置くスタイルもあります。
私もやってみた事がありますが指は安定しますが肝心の音が全く安定せず弾きづらかったです。

2.ストローク
ストロークとはピッキングする際の腕、手首の振り方の事ですがロックの場合手首から先のスナップで弾く事が多いのでないでしょうか。
手首から先の柔軟性がグルーブ感に微妙な差をもたらしますので力を入過ぎないようにします。
私の場合難しい曲はつい左手のフィンガリングに気をとられますのでどんな状況でも常に安定したリズムで弾く練習が必要ですね。

3.ピックの角度
これは弦に対してピッキング時のピックの角度
ロック場合弦に対してピックは平行では無くやや前かがみに倒して弾く事が多いと思います。
これはピックの引っ掛かりを少なくする事で音の歯切れを良くし、更に次のピッキングをスムーズに行う為です。
よって1音1音しっかりと聴かせる場合は平行にすると良いでしょう。

ん!?ちょっと待てよ、ただのギター講座になっているではないか!
これでは趣旨が違うぞ、なんとか話を元に戻さねば

4.アクセント
アクセントはその名の通りアクセント、ある部分を強調する事によりメリハリをつけます。
又、アクセントが下手だとシンコペーション(後日詳しく書きます)も上手く対応出来ない。
特にロック場合音を歪ませて(ひずませて)弾く事が多いので余計アクセントが分かりにくい、
その上コンプレッサーなるエフェクターを使うと音の強弱はさらにぼやけてしまう。
そもそもコンプは音の粒を揃えるエフェクターだからね。
だから初心者は練習で使ってはいけないエフェクターの所以と言うわけだ。

5.PRACTICE ←これだけ英語
では上の事を踏まえて練習しましょう。ピッキングの方法は

・ダウンピッキング=6弦側から弾く方法、上から下へ弾く
・アップピッキング=下から上へ弾く
・オルタネイトピッキング=ダウン、アップを交互に弾く方法


この3種類を行います。尚、これ以外にスウィープピッキングやトレモロピッキングがありますが別の機会に練習する事にします。
※ストロークの安定とアクセントに注意してリズムが乱れないようにします。

音源はドラム音のみですので初心者の方は一緒に練習しましょう。

A:4/4拍子の8ビート。1小節目は1拍目にアクセント、2小節目は2拍目・・・以下同文、4小節で1パターンです。
Aパターン
B:Aパターンのテンポアップ
Bパターン