第1回 「私のギター人生スタート」  ちなみに第1話は思い出話メインなので読み飛ばしてもらってOKです

私が始めてギターに興味を示したのが中学3年、当時は仲間内でBOOWYが流行っていた。BOOWYは私が小学5年の時に解散していたが
チャラチャラせず蓮っ葉な雰囲気でビートを利かせたバンドは田舎っぺ中学生を熱狂させていた。
そのバンドのギタリストが布袋寅泰、2m近い身長で髪をおっ立ててテレキャスターを弾いている姿がかっこよかった。
丁度異性やギターに興味を示す年頃の私はとにかく「ギターがやりたい」と思い続けていた。
当時友人を話をしていたらそいつの親父のギターが倉庫にあると言う、早速引っ張り出してもらうと
アコースティックギターだった。それでもギターに触れていたかった私は借りる事にした。ちなみにそいつの親父には無許可
メーカーは「SUZUKI」おそらく十年以上は眠っていたギターで確か2弦が切れていた。
チューニングなんて知らない、コードなんて聞いたこと無い私が取った行動がボーカルラインを指1本でなぞるだけ
全くトンチンカンなやり方でBOOWYのONLY YOUを演奏していた。

ボーカルラインをなぞるのがギターだと勘違いしていた私がどのように正しいやり方を知ったのかが未だに思い出せない。
教則本なんて買った事がないし恐らく始めて買ったスコアのタブ譜で覚えたんじゃなかろうか。
その後、高校に入り気の合う松尾に出会う。松尾はドラムの経験があり早速バンドを作ろうとなった。
しかしロックバンドでアコギじゃおかしいという事でエレキギターを検討する。
やはり私の中で布袋が絶対的ギタリストだったので布袋モデルが欲しかったが、さすがに本家フェルナンデスは
高過ぎてコピーモデルを買った、メーカーはバークレーでテレキャスタイプ、ヘッドはジャクソンタイプ、布袋模様は無く真っ黒のギターだった
この真っ黒なギターに直接ペイントする勇気もなく白のカッティングシートを切った張ったして模様を付けていた。
もう頭の中は音楽のみ、部活も「バンド練習に使っていいぞ」と言う口車に乗せられ吹奏楽部に入った。
バンドの方もなんとかメンバーを集めチマチマやった。ライブなんて事は考えていなく、文化祭も工業高校でやっても女は居ない。
それでも楽しかった。B・BLUE、NO N.Y、中でもBAD FEELINGは難しかったなぁ。