「天堂の実力」
・・・＿|￣|○
「天才料理少年 味の助」(宗田豪)
作者からやる気が感じられない第３６話のレビューです。
え〜、要約すれば２行で終わりそうな今回の展開ですが、何とかレビューして見ます。
天堂と熊田の会談により、審査会のアシスタントを務めることになった味の助。
その審査会の正式名称は「新メニュー考案審査会」で、内容は・・・
“新メニュー考案審査会は・・”
“このホテルにある４人の料理長のうちの１人が作った新作をホテルのオーナーと他の３人の料理長が試食をする”
“その結果によって店のランクが決まってしまう審査会なんだ！！”
“この審査会の成否にこの店の将来がかかってるんだよ！！”
と言うことだそうです、クリリン説明ご苦労。
大役を任せられた味の助、早速天堂さんと特訓です。
“関係者以外立ち入禁止”
の部屋で２人きりの味の助と天堂・・・
味の助の貞操の危機だと思った腐った人間は俺だけでしょうか？
こうなっては味の助ＬＯＶＥな百田君が可哀想、きっと涙で枕を濡らしてますよ。
はい、そんな身の毛もよだつ妄想はさておき、審査会に出す料理を見せる天堂。
その内容は・・・
・子羊の岩塩包み焼き
・生ハムと季節のフルーツ
・フォアグラのテリーヌ
・ブラマンジェとアイスクリーム
・ココナッツとパインのピナコラーダ
・65℃のゆでたまご
以上の６品。
新メニューと言っているわりには、ググるとほとんどヒットするのはいかがなもんかと。
「65℃のゆでたまご」に至っては、「半熟ゆでたまご」の違いは何かと問いたい、問い詰めたい、小１時間問い詰めたい。
真面目に料理漫画を描こうとすればするほど、底の浅さを露呈してしまうようですなぁ・・・
しかし、料理はこれだけでは無いらしく、次にメインディッシュを実際に作って説明する天堂。
“今回の目玉！ メインディッシュ 車エビだ！！”
と、活きのいい大量の車エビを取り出す天堂、ようやく天堂の料理を見ることができます。
素早くエビをムースやスープに調理していく天堂ですが、この漫画ではタコやイカを食べてもエビの味がするので、
そんなにエビだけを使う必要は無いと思います。
さて、ムースとエビの調理後、“千手の天堂”の異名通りの包丁技術で“ベニエ”と呼ばれる天ぷらのような料理が完成します。
細かく入った隠し包丁がポイントのようですが・・・
う●こじゃないですよね？
どうやら、エビのスープ、ムース、ベニエを１つの皿に盛っているようです。
決して水溜りの犬のクソではありません。
ということでメインディッシュも完成し、計７品の料理で審査会に臨む味の助と天堂。
これより味の助と天堂の甘〜い特訓が始まります。
ページ数にして２ページですがね。
２週間後―――
文字通りあっという間に審査の日です。
この展開が速くなればなるほど、漫画の終焉も近づくことがわからないのでしょうか？
審査会を前に武者震いの味の助。
そこへ美鈴が駆け込んできます。
“あ 味の助くん！！ 大変よ！！”
“・・・！？ 美鈴さん？”
“・・・・えぇ！？ 天堂さんが来ないっ！？”
どこまで使えないんだこの男は・・・
さらにいつも仕事をサボって味の助を見ている先輩達ですが、そいつ等も今日に限って忙しいそうです。
まぁ、どうせ役に立たないし、審査会が終わった頃には突如と現れて味の助を褒めちぎるんでしょうがね。
そん感じで天堂は現れず、そしてその他の援護も無し、完全に孤立無援の味の助・・・
“僕一人で 一体どうしたらいいんだ！？”
「天堂さんが急用で来れない為、審査会は行えません」
正直に断るのが一番だと思います
どうせいつものように味の助が作ることになるんでしょうがね。
ここ数回展開がワンパターンなのは、打ち切りの序章なのでしょうか？
いろんな意味で窮地に追い込まれた味の助と宗田先生。
このまま次回へ続きます。
それにしても今回は稀に見るパワー不足でしたね、レビューもつらいです・・・
次回予告
消えた天堂！
迫る審査会！
取り残された味の助になす術は！？
次回「味の助“実家(ma-ma)に帰らせていただきます!!”」にご期待下さい。
Ｈ１６・７・３０
