「丼、再び」


味の助はプロの料理人に弟子入りするために、そいつの弟子と勝負しなければならなくなった、というお話。
簡単に説明するとこんなもんです、これだけ知ってれば来週に繋がるので、暇な方だけレビューを読んでみて下さい。


「天才料理少年 味の助」(宗田豪)


今週は見事なほどに何も無し、22話のレビューです。



ハンバーガーモンスターとの対決も終わり、いつものように厨房で調理をする味の助。
そこへ突然ある男が来店する。


“神宮寺さん!!”


マタ来ました神宮寺、こいつ実は暇なんじゃネェの。


“どうだ・・・・元気にやってるか!?”

“あ・・・・ええ・・・・”



さすがにもう「丼を出せ」とは言わないだろうな・・・
突然の来店に戸惑う味の助をよそに話を進める神宮寺。


“このあいだのハンバーガーは見事だった”

“あ・・・知ってたんですか・・・・?”



・・・ストーカーですか、暇なんだな料理界の番人って。
と、ココまでは挨拶代わりでしょうか、これからが話の本題、そしてココから新展開へと・・・


“キミには伝説の天才料理人 徳川優作の血が流れている・・・・”

“しかし今のキミに一番足りないものがある”

“え!?”






“プロの師匠だ!!”








“・・・・え?”
















・・・(゚听)イラネ



百舌の舌でピキーンってなって次々に料理を生み出す変態には師匠とか必要ですかね?
正直な話、俺が味の助の師匠だったら、こんな奇行ばかりの料理人即刻クビですよ。


さて、正直ボケたかとも思える神宮寺に一言で、味の助は料理修行に出ることに。
どうやらどこぞの高級ホテルのレストランで修行をするようです。


“そこにいる私の知り合いにお前を紹介しておいた”

“そこでしっかり技術を磨くといい・・・・”



師匠も神宮寺の紹介みたいですね、味の助の都合は一切関係無しです。
ところで味の助の家の洋食屋は誰が調理するんでしょう。
ひょっとして無期限で営業停止か、なんにしてもひどいことするな神宮寺よ。
味の助も第1話でアレだけ必死に店を守ってたのに、今更ホイホイ店を捨てるようなことすんな。



店の営業を放り出して料理修行に来た味の助、ホテル内を厨房目指して移動中です。
なれない環境に不安が募り挙動不審な味の助、従業員とぶつかってしまいます。


“!?”

ドンッ





次のターゲットと認定してもよろしいですか、宗田先生?
また服装なんか趣味に走った感もありますが、前回の優衣ちゃんの前例もあるので過剰に期待するのは禁物です。

お客さんにぶつかったと思って必死に謝る少女ですが、味の助もココで働くことを知り自己紹介をします。


“私ここのフレンチレストランで働いてる橘美鈴です!”

“と・・徳川・・味の助・・です”

“じゃあ明日から一緒だね!”



“がんばってね”


(うわぁ・・あんなカワイイ娘と一緒に働けるんだ・・)

(美鈴さんかぁ・・・・)






お前は何のためにココに来たか解ってるか?

さすが変態、動機が不純です。
鼻の下もしっかり伸びてるしな、味の助もターゲット認定したということですか。


北海道編と同じくぶつかって少女に出会うというベタベタな演出の後、ようやく厨房にたどり着く味の助。
一流レストランの迫力に押される味の助ですが、いよいよ師匠との初対面です。


“あの・・天堂さんという方はどこに?”

“ああ・・・・総料理長!?”

“あの人が総料理長の天堂さんだよ”



どうやらこの人 が味の助の師匠となる人のようです。
この人はどんな人かというと・・・


“天堂は現在日本でフレンチ若手1と言われる実力派の鬼才だ・・・・!!”


と、神宮寺先生の太鼓判付きです。
そんな凄い人の前で緊張する味の助、何とか天堂に対して挨拶もしますが・・・


“私はまだキミを弟子にするとは決めていない”


と、冷たい対応、さらに・・・


“君はあの徳川優作の孫だそうだね”

“私は・・・・キミみたいな2世料理人が大キライでね・・・・”

“料理界は実力の世界なんだ・・・・”

“それを百舌の孫だからと紹介されて雇う気にはなれないな”



オイ神宮寺、テメェしっかり紹介しとけよ。
そもそも、味の助は百舌の孫なわけで、それでもこの場合は2世と呼ぶのでしょうか?
まぁ、母親がアレだからしょうがないのかな。

すごくまともなことを言う天堂はさらに続けて話をします。


“それに私は伝説の天才料理人と言われている・・”

“徳川優作が大キライでね”

“料理の声!? そんなものは死人についた眉唾の伝説だ 所詮インチキ料理人だろう”



まぁ、普通の人ならそう思って当然だよな。
しかし、なんで神宮寺はこんなアンチ百舌の舌に味の助を紹介したのかね。

この発言にはさすがの味の助もプッチーンとなります。


“お・・・・お爺ちゃんは・・・・!! インチキ料理人なんかじゃ・・!!”


激昂する味の助を冷静に抑える天堂は・・・


“だが・・・・それでも・・と言うのなら・・・・”

“うちの新人と料理勝負をしてもらう!”

“お前の相手は・・・・この百田だ!!”



弟子入りのために料理勝負をすることになった味の助。
相手の百田くんは、味の助と同い年くらいで12歳で上京、今はこの厨房で見習いをしている人のようです。


“こいつに勝てないようじゃ厨房にお前の居場所は無い!”

“君には絶対負けないよ!!”


と、やる気満々の百田くん。
まぁなんつーか、百田くんはいわゆるクリリンのポジションですかね。
この先、同じ師匠の元で切磋琢磨してしていくだろうから・・・

さて、そんあ多勢に無勢状態でたじろぐ味の助に対決のテーマが言い渡される。


“対決のテーマは”





“テーマは丼! 丼勝負だ!!”































そして歴史は繰り返される・・・



しかし、フレンチレストランで丼勝負ってのも強引じゃないかね。
同じネタを繰り返すなんていよいよピンチですか、宗田先生。
第1話では“丼で一番うまいのは具じゃなくて具の汁がしみたご飯” ということを言ってますので、その辺の兼ね合いも楽しみですね。

今週は完全にツナギの話、来週からに期待です。





次回予告


同い年のライバル出現!!

テーマは丼!?


次回「出るか!? 必殺のマ○○丼!!」にご期待ください。



いや同じネタは出ないだろうけど、一種の期待を込めてと言うことで・・・

                                               H16・4・9