「肉汁カルテット」


左舷 インパクト薄いぞ、何やってんの!?

今更正統派気取っても遅いって・・・


「天才料理少年 味の助」(宗田豪)


やれやれ・・・第20話のレビューです。



ハンバーガーモンスターに勝つハンバーガーを閃いた味の助、怪物に再戦を挑みます。


“ハンバーガーモンスター!! 僕ともう一度勝負しろ!!”


怪物を指差し、やる気満々の味の助。
しかし、怪物は不適に笑います。


“わかってるんだろうナ?”

“一度負けた者がもう一度挑戦することの意味を”

“今度負けタラ・・”

@“この世界から消えてもらうぞ!!”

“望むところだ!!”



かくして商店街の運命(?)を賭けたハンバーガー勝負が始まりました。
味の助のハンバーガーとは・・・





“何だ!? ブ厚いステーキが・・!?”


さて、このステーキバーガーを見て怪物は


“何だソレは!? ステーキバーガー!?”

“そんなブ厚い肉固くて食えるわけネェだろう!!”



とバカにします、またしても試食前に勝負が付くのか?


“だったら私が食べてみよう?”


そこへ現れる1人の男、つーか何で疑問文やねん?


“あ・・・・あの人は・・!”

A“アメリカNo.1の料理評論家・・・・Mr.マグワイア!!”

(アメリカ中の飲食店が最も恐れる男!!)

(彼のつける星で店の評判がかわるという)



かくしてB味の助のハンバーガーの試食はマグワイア氏が行うことに。


味の助バーガーの試食を行うマグワイア氏。
やはり問題は厚切りのステーキのようです、果たして厚いステーキは噛み切れるのか?
マグワイア氏がハンバーガーに噛み付くと・・・


フワッ


“な・・・・何だ・・この柔らかい肉は・・・・”


味の助のステーキは非常に柔らかく、一口で噛み切ることができました。


“一体キミはどんなマジックを使ったんだ!? 信じられん!!”


C味の助のステーキに驚くマグワイア氏。
そんなマグワイア氏にステーキの説明を始める味の助。
どうやらポイントは温度で、牛肉の脂は溶けるが肉は固くならない温度があるそうです。
その温度は・・・


図@:お湯の温度を計る味の助


この60℃のお湯に30分つけると魔法のステーキが完成するようです。



図A:お湯から引き上げられた温泉ビーフ


味の助はこの調理法は料理の声が教えてくれたと説明します。


D(自分の情けなさと怒りが頂点に達した瞬間に僕に見えたのは・・・・大トロのにぎり・・・・)


大トロの脂が口の中の温度で溶けるように、E牛肉にもその温度があると思ったそうです。
なおも説明を続ける味の助。


“そしてこの肉を切ると・・・”


ドゥワアァッ





“凄い断面から肉汁が・・”



F“ドクドク出てるーっ”


すさまじいステーキの肉汁ですが、 味の助バーガーはステーキ以外にもいろんなものが挟んでありました。


●仙台産牛タン
●パン粉のつなぎを使わずに牛スジの煮こごりで固め、牛の網脂で包んだハンバーグ
●牛バラ肉と玉ネギを3日煮込んだタレに卵の黄身を混ぜたソース
●そして、先程の温泉ビーフ


G様々な肉が作り出す味の助バーガー。
味の助はそのバーガーにナイフを入れて真っ二つにします。



図B:味の助バーガーの断面図


“まっ2つの3段バーガーから牛タンの肉汁!


“大トロ風温泉ビーフの肉汁!!


“パティの牛スジと網脂の2つの肉汁!!


“牛丼風卵の黄身ソースの肉汁!!


“牛丼肉汁カルテットが染み出てくる!!”



これで味の助の解説は終わりかと思いきや・・・
このバーガーにはまだ秘密が隠されていた、それを見抜くマグワイア氏。


“このハンバーガーにはさらにとんでもない秘密があるネ!?”


一体どんな秘密が隠されているのか?
H来週は作者取材で休載、マガジン18号でその秘密が明らかになる!




次回予告


Mr.マグワイアをうならせた“味の助バーガー”

もう一つの秘密とは!?


次回「休載中に考えてきます」にご期待ください。



                                               H16・3・16










今週の突っ込みどころだけまとめてみました、暇な方はどうぞ・・・




















































最後に一言・・・今週はどうでもいい・・・