「ヨダレ??」



          イ     │
          //      |:!
            //,. -/r‐- 、| !
         /,/ ./ |  _」 ト、
       /.\`/  |二...-┘ ヽ
        i   ,.>、;/ー- 、    l
       ! ∠.._;'____\   |
      ,!イ く二>,.、 <二>`\.、ヽ.
     /'´レ--‐'ノ. `ー---- 、 |\ ヽ、
    \  `l  (!"      Jfヽ!  `''-;ゝ <見えるぞ! 私にも展開が見える!!
      `‐、jヽ ヾニニ>   ゙イ" }_,,. ‐''´
         `´\  ー   / ,ィ_}
          |_ `ー ''´ _」'
        _,.| ~||「  ̄ 人|、._
  ,r==;"´  ヽ ミ|||彡   / ` ー`==、-、
 ///,イ  ___ ヽ|||_,,. ‐''´___  | | | |ヽ


王道って言葉・・・聞えだけはいいですよね・・・




「天才料理少年 味の助」(宗田豪)


急展開! 非常に露骨な新展開の第11話、レビュー逝かせていただきます!


前回、天才料理人・京極一からTVでライバル宣言された味の助。
驚く味の助・・・


“昨日はびっくりしたなぁ”

“いきなりテレビでライバル宣言されるなんて・・”



北海道旅行からいきなり帰還してます。
萌乃香の叔父さんの家にもやっぱり行ってないし・・・
帰りのエピソードは無視ですか、「宇宙戦艦ヤマト」みてぇだな。
しかも、北海道旅行が「昨日」のことですからね、コイツはどこに住んでるでしょう?

さて、味の助は・・・


“でもきっと名前が同じ別の男だよね”


とか言って笑ってます、気楽なモンです。
自分の名前がどれほど珍しいか考えたこと無いみたいだな。



きっと根拠も無く気楽な味の助ですが、次のコマでいきなり・・・


“はじめまして 味の助くん!”


京極一
登場!!


北海道旅行の終了から京極一登場まで1ページかかってません、どれほどの急展開ですか?
しかもこの一くん、下校中の味の助を待ち伏せしてるという事は、意外と近所に住んでるじゃねぇの。
だって14歳ですからね、中学生のはずです。


もしくはサボリが不登校ですね。


“キミが味の助くんだよね?”


と、笑顔で話しかける一、この笑顔は不登校じゃないな、サボリだな。
天才料理少年の出現に周囲の人は騒ぎ始めます、そしてあたふたする味の助。
そんなことはお構いなく話を切り出す一。



“僕と勝負しないかい?”
























                   _ _     .'  , .. ∧_∧
          ∧  _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ '     (    )
         , -'' ̄    __――=', ・,‘ r⌒>  _/ /
        /   -―  ̄ ̄   ̄"'" .   ’ | y'⌒  ⌒i
       /   ノ                 |  /  ノ |
      /  , イ )                 , ー'  /´ヾ_ノ
      /   _, \               / ,  ノ
      |  / \  `、            / / /
      j  /  ヽ  |           / / ,'
    / ノ   {  |          /  /|  |
   / /     | (_         !、_/ /   〉
  `、_〉      ー‐‐`            |_/

先手必勝だ ゴルァ!!


味の助がどういった返事をしたかわかりませんが、味の助・萌乃香・一の3人は味の助の家にやってきます。
オロオロしながら一に厨房を説明する味の助。
そんな厨房には、なぜかカレーライスが置いてあります。


“あっ それはウチの店の賄いカレー・・”


賄いカレーがよそった状態で厨房に置かれてるのも不自然な気が・・・
そんな賄いカレーの香りを確かめ、そして食べる一・・・
カレーを一口食べた後・・・


“ちょっとキッチン借りるね”


そう言って調理を始める一くん。


“何!? 一体何を!?”


混乱する味の助。
出来上がったのは、やはりカレーライスでした。


“えっ!? さっきのカレー!?”


・・・さっきの食い残しのカレーじゃないと思うんだがな。


“キミ食べてみる?”


と、できたカレーを萌乃香に勧める一。
そしてカレーを食べる萌乃香・・・


“じゃあ・・いただきます!”








ヨダレですよね、口から垂れてるのは・・・決して○○○○では・・・
宗田先生、やるんならもっと胸張ってやりましょうや、読者(の一部)はそれを望んでます。
一くんの料理もやっぱり味の助のものと同質のものみたいですね。


“おいしい〜 さっきと全然違う!!”

















“さっき”ってお前いつの間に食べたんだ!?


いくら幼馴染の家だからって、人の家のものを勝手に食うなよ。
宗田先生、あまりの急展開で混乱してませんか。

いろんな意味で萌乃香の言葉に驚く味の助、そんな味の助の次の行動は・・・



萌乃香が持ってたカレーを強奪し、そのまま口に運びます・・・
味の助くん、間接キスがやりたかったみたいです・・・そりゃさぞかし甘かろう・・・

どうやら味の助も驚くほどの旨さらしいです、一のカレーライス。


“止まらない!!”

“手が止まらないよ!!”



と、解釈次第では○○中毒患者のような台詞を吐きつつカレーをむさぼる味の助。
それを見ていた萌乃香ですが・・・


“味の助くん!? 私のカレー!!”



いつお前のものになったんだ、( ゚Д゚)ゴルァ!


盗人猛々しいとはこのことです、お前はコリアソか?
そんな萌乃香を無視してカレーを食べ続ける味の助。


“何・・!? 何で!? 一体何をしたの!?”


と、疑問に思う味の助、そして一のカレーライスの秘密に気付きます。


“ごはんだ!!”


“そう!”



答える一、そして説明してが始まります。
どうやらカレーのルーに合うようにご飯をガーリックバターライスにしたのだそうです。
2ページもかけて説明するようなことじゃない。
しかも・・・



この距離で調理を見てたら何してるか誰でも解りそうだがな。
しかも、自分の家の厨房だし・・・
宗田先生、料理のネタも切れてきたんですか?

そんな一の説明を受けて、生唾を飲み込む萌乃香・・・


宗田先生、次のターゲットはヨダレですか?

つーか、ホントにヨダレをイメージして描いてますか?
もっと料理でエロい表現をしましょうよ、人物でやると露骨だから。


“おいしかった〜!!”


と、カレーを完食した味の助、そして一は突然話し始めます。


“昔・・天才と言われた料理人が2人いた・・・・”

“一人は君の祖父徳川優作”

“そしてもう一人は僕の祖父京極健吾!!”

“2人はは出会う事なくその料理人人生を終えた・・・・しかし・・”



“1は2人いらない!!”


最後は微妙に片言チックな日本語で説明した一くん。
どうやら、祖父の代からの因縁みたいです。
それこそ「じっちゃんに名にかけて!!」的な展開ですね、名前も同じだし。

そんな中に突然の来訪者・・・


“それなら”

“どちらが1か決めればいいじゃないか”



と、料理界の番人・神宮寺徹が登場。
思えばコイツが全ての元凶なんですよね・・・
さて、この料理勝負の提案ですが、萌乃香が反発します。


“無理よ! いくら味の助くんがお店で料理してるからって・・・・”

“高級レストランでシェフとして働いてる一くんと”

“味の助くんとじゃあまりに違いがありすぎるわよ!!”



中学生を働かせる高級レストランって一体・・・
バイト感覚なんですかね、法律に触れないように。
で、萌乃香に全く信用されていない味の助ですが・・・


“僕やるよ!”


“それでこそ百舌の孫だね・・!!”



と、料理勝負を承諾。
どうやら一がおいしいカレーを作ったのが悔しかったみたいです。


“僕は・・負けたくない・・!!”

“大好きな料理で負けたくないんだ!!”



ということで料理勝負が決定、実にわかりやすい展開です。
萌乃香のヨダレ以外は・・・


“決まりだな!”

“では2人の勝負にふさわしい審査員を紹介しよう”



手回しいいな、オイ!


さすが料理界の番人と言った所でしょうか。
味の助か一かをストーキングしていたんでしょう。
で、肝心の審査員は・・・



“あの娘はたしか・・アイドル女優の上村まどか!!  ちゃん?”


わがまま水泳娘・かおり以来の、コマぶち抜き登場シーンです。
単に新しい女の子描きたかっただけなんじゃないの?
どうやら、彼女は神宮寺先生の娘らしいです。


                       味覚
(あの神宮寺徹の娘・・どんなすごいを持ってるのかしら・・!?)







なぜ、素直に“味覚”と表現しないのか・・・風俗嬢の会話ですかこれは?

さて、無意味に審査員も決まり、次は勝負方法です。


“2人には同じテーマで料理を作ってもらう”

“面白い いいでしょう・・”

“・・はい!”



よくあるパターンです、つーかルールはそれだけですか?
で、気になるテーマの発表ですが・・・


今回のテーマは・・これよ!!”

“え?”  “なっ!?”






























“今回の”だとおおぉぉっ!??








ひょっとしてまだ終わらないの?
もしかして三番勝負とかですか?
まさか打ち切りなんて事実はないとか?
実は本当に大人気連載なんですか?
・・・うーん、先週「あと3週で打ち切り」とか言ってしまいましたが、もう少し続きそうです。



次週は作者(宗田先生)取材のため休載です。


次回予告・・・


突然の次週休載予告、本当に取材なのか・・・それとも・・・?

「私は“味の助”を描いて、自分のマンガに必要なものが何であるか知ったのだ!」

「私、宗田豪が肉汁を描こうというのだ!」 「エゴだよ、それは!!」



「肉汁! 逝け! 忌まわしい記憶と共に!!!」



次回「逆襲の肉汁!!?」にご期待ください。



ガンダムネタ、スパロボも入ってるかも・・・

                                               H16・1・16